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【完全保存版】杖の種類、完全解説:松葉杖がいいのか、ほかの杖がいいのか?

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杖といっても、いろいろある

松葉杖がいいのか?

それとも他の杖がいいのか?

あなたに合った杖とはなんだろう?

triumphant disabled man in silhouette at sunset, square frame

自分に合う杖を、探す旅に出よう!

この記事では、この世の中に出回っているさまざまな杖を紹介し、解説しよう。

それぞれの杖の種類、用途を知ることによって「あなたにとってのベストな杖」も見えてくるだろう。

杖といっても、いろいろある

松葉杖か?

他の杖か?

身体に合った杖を探すことは、これからの健康や未来が楽しくなるか、嫌になるかにも関わってくる。じつは重大な問題なのだ。

 

だって、もし合わない杖を選んだとする → 杖が使いづらい。→ 外出がおっくう → あまり出かけない → 出会いもなくなる → 友人、恋人とめぐりあえない → 人からの情報も入ってこない → 毎日が楽しくなくなる。

 

という負のスパイラルにはまりこんでしまう。

 

反対に、自分に合った杖が見つかったら。。→ 快適に歩行補助をしてくれる → 外出も楽しくなってくる → 毎日が冒険だ!→ ワクワクする出会いに感謝 → 運命の人やモノ、情報に出会い毎日どころか一瞬、一瞬が楽しい → 思い出がたくさんできる → 充実した人生。

 

これは大げさでもなんでもなく、この「松葉杖研究所」の運営会社である株式会社ジーニアスインターナショナルに送られてくる多くのアンケートを見ればわかる。杖の選び方で、その後の運命が変わるといっても過言ではない。だから、「無料で借りられたから」とか「そこらへんにあったものを適当に」とか「あの人がこれ使え、って言ったから」程度の理由で選んではいけない。

杖選びは、あなたの未来選びと直結しているのだ。

では、気持ちが引き締まったところで。1つづつ解説していこう。

【杖1】従来型 脇支えタイプの松葉杖

いわゆる「松葉杖」

ザ・松葉杖。松葉杖と言ったら真っ先に思い浮かぶものがこれ、である。

pair of old wooden crutches lean against the cement wall

従来型-脇支えタイプ松葉杖

病院で無料、あるいは有料レンタルで貸し出してくれる。医師によっては「これ以外はすすめない」という方もいる。理由は以下に述べるが「お医者様」に言われればそういうものか、と納得するだろう。が、待って欲しい。お医者様にもいろいろな方がいる。

このタイプの杖にこだわる方と、機能が良ければ新しい物でも積極的に試し、「いいな」と思ったら患者にもすすめる方。どちらのお医者様が正しい、という積りはない。ただ、お医者様にも多様なご意見があることだけはわかって欲しい。「お医者様に言われたから」というだけで自分にとってのベストな杖選びを最初から放棄しないで欲しいのだ。医療の世界では「セカンド・オピニオン」という考え方もある。つまり、自分の治療法を「今通っている病院や医師以外の意見も聞いた上で判断する」というシステムだ。自分の未来に関わることなのでキチンとした情報を得て判断して欲しい。

Doctor Treating Male Patient Suffering With Depression

お医者様によっても意見は違う

で、この「従来型 脇支えタイプの松葉杖」は「でかい」「ごつい」「重い」「いかにも松葉杖」「病人くさい」「大げさ(怪我してるんだからしょうがないじゃないか)」など、マイナスのイメージもあるが、大きな利点がある。それはーー

 

他の杖に比べて「安定感がある」ということだ。

 

脇に引きつけて両手でガッシリと持つ。これで他のどんな杖よりも安定する。片足でバランスが取りづらい。上体の力が弱い。インナーマッスルが弱い。杖への依存度が高い。杖にかなりの体重をかけないと歩けない、前へ進めない。という方にはこの従来型 脇支えタイプの松葉杖がオススメだ。

正直、この杖でも安定しない。グラついて歩けない。倒れそうだ、バランスが取れない。という方は杖以外の選択をオススメする。「多点杖」という杖先がいくつにも分かれて倒れにくい杖もあるが、この従来型 脇支えタイプでぐらつくようでは「多点杖」の使用も無理だ。杖先が分かれているぐらいでは、そのグラつきは止まらない。そういう方は、「車椅子」の利用を検討したり、介護者の付き添いをお願いしよう。

杖を使っていて一番危険なこと。それは「転倒する」リスクだからだ。このページではベストな杖選びについて解説しているが、杖があなたにとってベストな選択なのかも考えて欲しいのだ。その上で「自分には杖だ。ベストな杖を探そう」と判断した方だけ、この先の記事へ進んで欲しい。

Leg in plaster of a girl sitting on the grass writing a text message with her smartphone. Crutches lying down at her side.

杖がベストな選択とは限らない場合もあるから・

従来型 脇支えタイプは、料金が安い(無料レンタル、または安いレンタル料金で借りられる)というメリットも大きい。松葉杖、というジャンルで真っ先に思い浮かぶ杖だけあって、すごく優遇されている。医療補助も出やすい。お財布に優しい杖だともいえる。

が、レンタルする人が多いので汚れている、不潔という意見も多く聞く。特に握り手の部分がベタベタしていたりするのは最悪だ。借りる際にはメンテナンスのしっかりした「清潔な管理」をしている所から借りよう。これを言うとびっくりするかも知れないが、レンタル品が返ってきても拭いたり消毒することもせず、そのまま次の患者へ貸し出すところも普通にある。清潔に、また安全の点検をしてレンタルしている業者と、そうでないところとはハッキリと分かれるので値段だけで判断せず、そういうところもチェックしよう! 松葉杖は病院などで使うことも多いのだから「菌」がつきやすい。不衛生なレンタル品は使いたくない。が、この従来型 脇支えタイプは、かなり普及しているだけに「適当に管理された」レンタル品もかなり出回っていることは知っておいて欲しい。そんなことはあまり気にしない、安さが第一、という人はそういう判断もあるとは思うが。。

それから、この杖の足先は滑りやすい。杖を床にしっかりと真上からつくようにコントロールして欲しい。斜めに杖を突くと床との接地面が少なくなりツルーーッ、と滑って転倒しやすくなる。特に雨など、床が濡れているときは滑る。注意!

この杖先はすべる【画像】

この杖先はすべる

 

 

杖で転ぶ【画像】

杖で転ぶのは非常に危険だ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スマートクラッチの足先【画像】

「スマートクラッチ」という杖の足先は、路面変化に対応する、すべりにくい

 

 

それから材質についても触れておこう。木製の松葉杖は重いが、温度変化しにくい。これはどういうことかと言うと、夏場、冬場の使用で変化しにくいということだ。アルミ製の杖は軽いが、冬場にさわるとひんやり冷えていてドキッとする。寒冷地などでは、うかつにさわったら肌に貼り付いて危険だ。素手でさわらないように。

また、夏場にはやけどしそうなほど熱くなるアルミに比べて、木製の杖ならある程度の熱は吸収してくれる。

1

closeup of a man walking with crutches

アルミ杖は軽いが温度変化に弱い

 

もっとも普及している「従来型 脇支えタイプ」の松葉杖。

メリットとデメリット、ご理解いただけただろうか? 誰もが知る、この松葉杖には長い歴史の中で使われてきた安心感がある。いろいろな研究データも溜まっているのだろう。このタイプの杖以外はすすめたくない、という医師はそういうデータの裏打ちがしっかりとあるものを患者に使わせたい、という思いがあるのだろう。

あなたがこのタイプを使用するときの注意点は、最初に自分の身長にあった高さ調整をしっかりとすること。高さが合っていないと疲れる、痛い。本当につらい。また、いくら手が痛い、疲れたと言っても「脇の下」で体重を支えることだけは絶対にしてはいけない。脇の下には重要な神経や、切れやすい細い血管が無数に走っている。ここを松葉杖で圧迫したために重篤(じゅうとく)な神経麻痺が起こり、別の治療が必要になったりもする。たいへん危険な行為なので、脇の下は杖で圧迫しないよう、指2本分以上空けて使用するようにしたい。

依存度高い

【杖2】ロフストランド・クラッチ

ロフスト、とか。ロフスト杖、ロフストタイプ、ロフストランドと言われる「腕でささえる」杖だ。

杖には大きく分けて、前述の「従来型松葉杖」のように脇でささえるタイプのものと、腕でささえるタイプのものがある。ロフストランド・クラッチは、腕でささえるタイプの杖の代表格である。

Young woman wearing an adjustable leg brace to support and immobilize her knee post operative, side view walking outdoors on crutches in a garden.

ロフストランド杖

 

体重を分散して支えるサポート機能「カフ」

ロフストランドクラッチ(クラッチ=杖のこと)の特徴は、腕を支える「カフ」と言うサポート機能が付いていること。

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カフ

ヨーロッパでは松葉杖ではなく、ロフストランドクラッチが主流のリハビリ杖となっているのだ。従来型の松葉杖は手と手のひらに体重が100%かかるので非常に手が痛いが、サポート機能が付いているロフストランドクラッチは、手にかかる負荷を多少「腕側に逃す設計」になっている。つまり、グリップとカフの2点を使い,体重を分散して支えながら安心して歩けるよう工夫されている。

オープン・カフとクローズド・カフ

このカフの形状にも、「オープン・カフ」と「クローズド・カフ」と呼ばれるものがあり、 O型 と U型 に分かれる。

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クローズド・カフ= O型

O型 カフは、腕を固定しやすいが、転倒

した際に外れにくく、転び方が悪いと

カフと腕がてこのようになり、骨折など

の事故につながる恐れがある。

 

u-cuf

オープン・カフ= U型

U型カフは、腕に装着しやすいが、

はずれやすく安定感にかける。

 

「ロフストランドクラッチ」は、「カフ」と言うサポート機能が付いている杖全般のことを指して言うが、このタイプの杖は、以下のようにさらに細かく分類できる。

エルボークラッチ

ロフストランドクラッチ タイプで一番多く使われているのがこの杖。

ひじの下あたりに輪っか(カフ)があり、それに腕を通して使う。カフ

部分が小さく、軽いので扱いやすいが手の負荷を腕部分に分散する効果

は薄い。気軽に使えるロフストランド杖、といったところだろう。

エルボーelbow

コンパクトにしまえるので、普段は車椅子をメインに使う人も、車椅子の

後ろに立てておいて少しの距離を歩く時などに使っている。気軽に、

お手軽に。だけど機能も求める方に適した杖だろう。

 

カナディアン・クラッチ

カナダで開発された、ロフストランドの原型になったとされる杖。だが、今はあまり使う人がいない。めったに見ることがなくなった杖だ。

普通のロフストランド杖と大きく違うところは、カフがサポートしているエリア。

一般的なロフストランドクラッチが、ひじより下の前腕部を支えるのに対し、カナディアンクラッチは、ひじより上の部分。肩に近い上腕部分をささえサポートしているのだ。なぜ?

 

これには大きな理由がある。杖で体重を支えるにあたって、肘を伸ばす力が足りない方。上腕三頭筋が弱くても使える杖なのだ。当初画期的だったこの機能は、その後に出てきたさまざまなロフストランドクラッチの方が使いやすいという理由で駆逐されてゆく。ゆえに生産数が激減。今ではめったにお目にかかれなくなってしまった。

 

Young girl with broken leg on crutches

カナディアン・クラッチ

 

エルゴグリフ・クラッチ

カナディアン・クラッチが衰退していくのと反比例して、今や世界中で流行のスタイリッシュなロフストランドクラッチ。それがドイツ発祥のエルゴグリフ・クラッチである。

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カフ部分がオープンタイプ
のエルゴグリフ・クラッチ

 

エルゴグリフクラッチ(Ergonomic Glyph Crutch)とは、肘の部分をサポートするカフと手で握り締めるグリップが一体形成された形状をしている。他のロフストランド杖と似ているようでちょっと違う。これは人間工学に基づいて設計され、計算された形なのだ。

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しかもカラフルでおしゃれなフォルムは世界中のオシャレさん達をとりこにした。杖にオシャレ革命を起こしたのである。医療や介護用品だからといって、オシャレでいいじゃないか。そんなメッセージが伝わってくる新しいロフストランドクラッチの誕生だった。

また、見た目だけではなく大半の人が一目見て気づくであろう、少し角度がついた杖は、力学的な裏づけによる構造のものである。この事は実際に触れてみる機会があれば感覚的にすぐ理解できるだろう。

グリップとカフはフィット感を実現する為に計算された形状をしており、微妙な形を形成する為に素材は合成樹脂製であることが多い。この素材は支柱の主な素材として使用される軽金属素材:アルミニウム等と組み合わせられ、カフを装備しながらも軽量でシンプルな杖を実現している。

また、それまでの杖はせいぜい60~70kgの重さにしか耐えられなかったが、エルゴグリフクラッチは耐荷重が120kgもあり、見た目だけでなく機能も優れていることを証明した。グリップ~杖先までの高さが調整ができるのも嬉しい。

カラーもいろいろな種類から選択できる。

 

エルゴグリフクラッチは、ロフストランドクラッチの中では、まだ知名度も低く、現在市場に出回っている製品はほぼドイツ製に限られており、日本製は殆ど流通していない。しかし徐々にその認識度も上がってきており、今注目の杖なのである。

 

安定感か、自由度か? それが問題だ

前述の「昔からある従来型松葉杖」は安定感がある。不安定な体をささえるなら従来型だろう。しかし従来型は「杖が主役」の生活となる。

それでは嫌だという人もいるだろう。もっと自由に、野山や街中を歩き回りたい。杖よりも「自分が主役」で行動したい人、そんな人は「ロフストランド系の杖」がオススメだ。ロフスト杖、ロフスト、と短縮して呼んだりもするこの杖は「歩行補助」として威力を発揮する。が、この杖を使うためには以下のような条件をクリアしなければいけない。

ロフストランド杖を:使用するための条件

多少なりとも両足がつける

別に痛めた足で歩けと言うのではない。バランスを崩したとき、軽く地面に足が触れるだけでもバランスを回復できる。ロフストランド杖は、腕でささえコントロールするので従来型に比べ安定感という点では劣る。なのでバランスを崩しかけた時、足がまったく着けないと、そのまま転倒する恐れがあるので多少なりとも両足がつけるのが好ましい。

ただし、スポーツ選手のリハビリなどでは、筋力を落としたくないなどの理由で「片足歩行」の時からあえてロフストランド杖を使ったりもする。自由度と安定度は、相反する。う〜ん。。深い。人生の教訓のようだ^^

 

上体の筋力、インナーマッスルが極端に弱くないこと

通常の生活が送れている方なら問題ない。

しかし杖を使う方の中には本当に力が弱い人が少なくないのだ。携帯電話を持ち上げることにも苦労する筋力の方にはロフストランド杖は向かない。上体の力と腕だけで杖をコントロールして歩くのだから、極端に力の弱い方は扱えない杖だとご理解いただけると思う。

 

【杖3】プラットフォーム・クラッチ

プラットホームクラッチは、今までの杖の概念とはまったく違う発想で作られている。リウマチ等の関節炎、手指・手関節に強い負荷をかけられない場合や、肘関節に伸展制限のある場合に使う。つまり、手首や肘などに障害があり、 自由にのばせない人に向いているのだ。

気軽な杖のジャンルにあって、これだけは物々しい医療器具の趣がある。実際には医療、ではなく福祉機器。リウマチ患者でも使える杖、として開発されたので、別名「リウマチ杖」とも呼ばれ、腕を包むカフ部分を床と平行に設置。杖上部の平らな部分に肘を置き、腕を固定した状態で前のグリップを握り使用する。肘掛けに腕を乗せる要領で体重を支えるので、手首に負担がほとんどかからない。

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手や手首に負荷がかからないので、手の痛みから解放される。これはすごく嬉しい。が、写真でも確認できるように「腕を台座にベルトで縛り付ける。グリップを握れない患者でも杖を持ち上げられるようにするためだが、これだとなんとも重々しい。かなり重症な関節障害を持っていない限り、なかなか使おうという気にならない。この点が、一般に普及しない残念なところなのだ。

さらに、床と平行の台座を移動させるには時間がかかる。歩くスピードも遅くなるので、サクサク行動したい人には使えない。おしいぞ、プラットホームクラッチ!

 

【杖4】スマートクラッチ

スマートクラッチは、この「松葉杖研究所」の運営会社である 株式会社ジーニアスインターナショナルが日本国内で開発、製造販売している高機能杖だ。しかし誤解して欲しくないのは、ここで宣伝する気は毛頭ない。

というのも、杖などの健康器具は結局、その人の身体に合うことが最も重要。強引に売りつけたところで、買った方も不満。買ったユーザーのクレームのような声を聞くのはこちらも悲しい。なぜなら、誇りをもって一生懸命創っているからだ。しかし今回の記事の中でも何度も言っているように、すべての人にベストな杖なんてあるわけがない。しかし「誰かにとっての最高の杖」を目指す。だから、ちゃんと見極めて自分に合うかどうか判断して欲しいのだ。本当に必要な人のもとに届いて欲しいからーー

ゆえに売り込みではなく、杖の種類の1つとして解説していると思って欲しい。

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プラットフォーム と、ロフストランド のいいとこ取り

そう、スマートクラッチを見てすぐにそのことに気づいた方は鋭い。プラットホームクラッチのようであり、ロフストランド杖の雰囲気も持っている。それがスマートクラッチなのだ。秘密は、腕の角度が変えられること。
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この、ありそうでなかった「腕の角度が変えられる機能」を持つ杖は、世界で唯一。スマートクラッチだけである。

これで「プラットフォーム・クラッチ」の手が痛くない状態にも持っていけるし、もっとスピードを上げて歩きたければ好みの角度をつけることによって、後ろから軽く押されたようなサポート感で足が前に進む。

 

人間工学に基づいた設計の松葉杖である『スマートクラッチ』は、有名なモトクロスの選手であるグレッグの兄コリン・アルバーティンにより南アフリカで考案され、怪我が多かった弟のグレッグや医師、人間工学に詳しい専門家と共にチームを結成して設計された。使用者の体格や好みに合わせた調節が可能な杖だ。

『スマートクラッチ』の大きな特長として、先ほども述べたが「腕の角度を変える」ことができる。一般的な松葉杖は手や手首に大きな負担をかけてしまうが、これは松葉杖を使用する者の最大の悩みとなっている。初めて松葉杖を使うユーザーは、30分もすると手の皮がむけ、手首が腱鞘炎のような激しい痛みに襲われることに驚く。この苦痛を解消するため、角度を変えることで腕全体に体重を逃し、最大で手への負荷を6分の1にまで軽減。海外では、スポーツ選手のリハビリにも採用されている。
<『スマートクラッチ』の特徴>

●腕の角度が変えられ体重を腕全体に逃すため、身体への負荷を最大6分の1に軽減。
●手のひらだけで体重を支えなくてよいので、駅で切符を買ったりお店でおつりを受け取ったり、どこでも手が自由に使える。
●ワンタッチで10段階の高さ調整可能。ユーザーの身体にベストフィット。
●肘から手首までの長さも3段階調節可能。
●まるでオシャレな洋服の一部。全7色のカラーバリエーション。
●接地部には柔らかで耐久性のあるゴムを使用。路面変化にも柔軟に対応。
●軽くて持ち運びに便利。片手で1kg。両手でも2kg。
●海外ではFDA(アメリカ食品医薬品局)の承認を取得した信頼の松葉杖。
このように設計時点からユニークなフォルムの『スマートクラッチ』は使い心地や安全性、軽さなどの機能に配慮したばかりでなく、カラフルでスタイリッシュなデザインとなっており、松葉杖を使う人がより積極的な外出を楽しめるようサポートしている。日本で紹介されると、新聞、テレビなどで取り上げられ、瞬く間に認知度が高くなり売れるようになった。

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が、海外製品にありがちな「商品開発の発想は斬新で画期的であるものの、作りは雑」という問題に頭を痛め、日本の顧客から届くクレームを分析し、メーカー、工場への改善要求を出し続けてきた。が、南アフリカの工場は根をあげ「これ以上の改善要求には応えられない」とさじを投げた。これにより、『スマートクラッチ』製造工場を南アフリカから日本へ移すこととなったのである。これに伴い、多額の資金集めのためのクラウドファウンディング「Ready For?」の呼びかけも開始した。

当初、500万円の「金型製造資金」を集める活動を行ったが、予想以上に社会での反響が大きく、当時のクラウドファンディング歴代4位の、1400万円という高額の資金援助を受け取ることとなった。これにより、かねてよりの念願であった、欧米人より背の低い日本人女性向けの「ミディアム・サイズ」の開発にも着手。海外サイズの【 レギュラーサイズ 】(身長162cm~195cmぐらいの方用)と、【ミディアムサイズ 】(身長143cm~170cmぐらいの方用)の2つを製造することとなったのである。

tokucho のコピー

開発段階から素材選び、機能設計に何度も修正改良を繰り返した製造工程。さらに、東京の某公的試験場で、試作品を100時間以上に及ぶテストで不都合部分を洗い出しより良いものを追求した(この模様は動画にもなっている)

 

スマートクラッチは画期的な杖であるが、プラットフォーム・クラッチやロフストランド・クラッチ、もっといえば従来型の松葉杖の流れの中で生まれたものだ。そういう杖を作り上げた人々の英知を発展させたものである。また、誰にでも最高の万能杖などという気も毛頭ない。気に入ってくださる方は本当にファンになってくださるが、試した結果、まったく合わずに失望する人もいる。だからこそ、本当に自分に合った杖を探すガイドとして、この記事を書いているのだ。

【杖5】一本杖

一本杖には、C字型、T字型、L字型などの種類がある。

松葉杖やロフストランドクラッチなどと違って、一本杖は一本の棒である(ロフストランドなども一本で使う場合もあるが、基本は左右の2本1セットで使用する)

一本杖は、それほど深刻ではないものの、歩行していて疲れる。多少のサポートが欲しい、という場合に使用するものだ。つまり、松葉杖の使用者などとは異なり、一応は自立歩行も出来るが「歩行補助的なサポートが欲しい」時に使う。

たかが1本の棒、と思うなかれ。

 

「杖があるとないとでは大違い」と普段杖を使う人は痛感している。

この手の杖は常時使用するというよりも疲れた時にかばんから取り出して使うことも多いので、軽量であることや、折りたたみできるなど。持ち運びに便利なことを基準に選ぶことが多い。また、グリップの太さや重さなども様々な種類がある。好みにもよるが女性には、グリップが小さい方が握りやすいだろう。とはいえ、グリップの太さで疲れやすさも違うからいろいろ試す必要がある。

アルミだけでなく、チタンやカーボンなど450g前後の超軽量型の杖もたくさんあるが、軽けりゃいいってもんじゃない。ある程度重さがあった方が杖を振り出しやすい。ということもある。ここらへんの好みは分かれるところだ。

 

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C字型の杖は、体重をかけると杖がたわんでしまうことがあるので、体重をかけて使用するには向いていない。

一般的にはT字型の杖が使用される。

T字型の杖の場合、握るときに人差し指と中指の間に杖のフレーム(脚)を挟んでグリップに体重をかけるようにするが、中にはフレームを挟まないでグリップを握るほうがより安定して歩く事ができる人もいる。そのような人にはL字型杖をオススメする。L字型(オフセット型)杖は、グリップを握ったときシャフトが指にジャマにならないのが特徴の杖だ。
ただし、T字型にくらべて、やや重くなる傾向があり、ほとんどの場合、多点杖のグリップとして使われている。

多点杖

一本杖では歩行が不安定な方におすすめなのが多点杖だ。歩行器と杖の中間的要素を持っていて、杖の脚先(脚部)が3つ、または4つに分かれているので支持面が広く安定感がある。ヨイショッ、と持ち上げて少しづつ移動する。

4点杖

杖先が3本に分岐しているのを3点杖、4本に分岐しているのを4点杖と呼ぶ。
現在市販されている多点杖は、杖先が4本に分岐したものが多い。多点杖(多脚杖)は、一本杖では歩行が不安定な方、筋力低下や麻痺のある方に有効な杖だ。

 

多点杖を使う時の注意点

多点杖(多脚杖)は、右用・左用があるので注意すること。
なかには、左用・右用を変更できるものもある。

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また、多点杖(多脚杖)は、平坦な床で使用するのが前提だ。
凸凹したところではかえって不安定になる。杖を突くときは、真上からまっすぐに突くように注意すること。そして、4本の杖先がすべて床面に着くように突いて歩行する。床が平らな場所でないと、危険。デコボコの床では安定せず、安心して使えない。屋外では多点杖を使えないことが多いので、実質として屋内専用と言えるだろう。

 

折りたたみ杖

ポールの中にゴムやワイヤーが仕込んであって、簡単に折りたためるものが多い。専用ポーチや、そのままカバンに入れて携行する。

おりたたみ

【杖6】番外編:トレッキング・ポール など

今までは自立歩行が困難になった場合の歩行を補助する杖を紹介してきた。しかし、杖を使わないで済むように日頃から予防して健康に過ごす、という考えもある。もちろん病気や怪我でやむなく杖のお世話になるわけだが、運動をしないために足腰が弱って杖に頼るという生活は避けたい。そこで、本来このページに載せる記事ではないが番外編として追記しておく。

Young couple hiking outside in sunny winter mountains

登山のお供にトレッキング・ポール

トレッキング・ポール

登山中にトレッキングポールを一度使うと2足歩行から4足歩行に進化したように、なくてはならない存在になる。そうなったらもうトレッキングポールなしでは歩けない。トレッキングポールを使うメリットは大きく4つある。
①下山時の膝への負担を軽減
②登りがリズムカルになり推進力が加わることで、疲労軽減
③バランスが取りやすくなるので、滑りやすい道や渡渉のときに有利
④荷物の重さを分散

グリップ

I字タイプ
現在、主流はI字タイプのトレッキングポール。2本使いで使うハイカーがほどんど。2本なのでバランスよく筋肉を使え、長時間のトレッキングには最も適している。多くの登山ショップで見られるのもこのタイプのトレッキングポールだ。

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T字タイプ
このタイプは、1本で使用する場合が多い。グリップを上から握れるので、下への安定感が増し、下山時には特に有効である。昔はこちらが主流だったので、渋い登山スタイルに憧れるハイカーさんはこっちを選んでもいいかもしれない。

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トレッキングポールの素材はカーボンとアルミの2つが大きな主流だ。カーボンは軽いかわりに折れやすいのが難点。岩にぶつけるなど一点に負荷がかかると、そこから折れる可能性がある。逆にアルミのメリットは折れづらく、価格が安いことだが、カーボンより重くなる。本来はカーボンをおすすめするが、初めてトレッキングポールを購入するのであれば、アルミを選ぼう(今回、ジュラルミンはアルミの一種とした)

ノルディックウォーキング・ポール

最近、大流行りしている。代々木公園などでも団体で ノルディックウォーキング している姿をよく見かけるようになった。

前述のトレッキングを目的とするウォーキングはよりハードな位置付けになっている。使用するポール自体も衝撃吸収性や強度などを含めて設計が異なる。それに対してノルディックウォーキングは比較的緩やかな山野のフィールド、公園などでフィットネス運動を主目的として行なわれる。

2本のポール(ストック)を使って歩行運動を補助し、運動効果をより増強するフィットネスエクササイズの一種である。もとは、クロスカントリーの選手が、夏の間の体力維持・強化トレーニングとして、ストックと靴で積雪のない山野を歩き回ったのがはじまりである。北欧ではスキーウォーキング、ポールウォーキング、フィットネスウォーキングとも呼ばれる。

Woman running, jumping in city park

健康のため、ノルディックウォーキング

 

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まとめ

 

体にあった長さ、使いやすいグリップ、好みの色柄を選んで自分にあった杖を選ぼう。

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